みかんの特徴・保存方法等

【特徴】

英語名:mikan ミカン科ミカン属 常緑低木 

 

 

柑橘類の果実で、品種名が温州みかんのことを通称みかんと呼んでいます。温州みかんの原産地は日本で、関東より南の温かい土地で栽培されています。種類も産地も多く生食される他ジュースや缶詰などにも加工されます。

 

【時期】

 

多く出回る時期は9月~2月で、ハウス栽培のものは6月~9月に出回ります。

 

 

【歴史】

 

みかんは日本原産で400年ほど前に中国から鹿児島に伝わった柑橘類の種から偶然発生したと言われています。また、温州みかんより小さな紀州みかんも鹿児島が始まりと言われています。江戸時代にも人気のある高価な果物でした。


 

【選び方】

 

形が扁平で表皮の粒粒が小さくはっきりとしていて、持った時に重たく、果皮の色が濃く張りがあるものを選びましょう。ヘタの切り口は小さく果皮の薄いほうが、糖度が高いと言われています。日焼けしているものは水分が少ないことがあるので、避けましょう。

 

 

【保存方法】

 

風通しがよく湿度があって3度~8度くらいの涼しい場所が保管に適しています。涼しくて通気性のあるところで保存して腐ったり、カビたりしているものは取り除きます。気温が低ければ2週間くらいは保存できます。

 

 

【栄養素】

 

温州みかんはビタミンCが豊富で風邪や肌荒れの予防に効果的です。また、みかんの果汁の袋にはペクチンが多く、袋についている白い筋にはフラボノイドの一つのヘスペリジンはビタミンPとしても知られています。毛細血管を強化し、静動脈循環改善効果があると言われています。

 【ビタミンC】免疫力を強化する働きや、風邪の予防、美肌効果が期待されます。

 【クエン酸】疲労回復効果があります。

 【水溶性食物繊維水溶性食物繊維一種のペクチンには、ジャムにすると固まる性質があり、コレステロール値を下げる効果があります。

  【ビタミンPヘスペリジンは血圧上昇を防いだり、毛細血管を強化したりする効果があります。

 

【薬効】

 

乾燥させたみかんの果皮が陳皮とよばれ、漢方生薬として使われ、健胃剤や風邪の諸症状に効果があるといわれています。また、陳皮は七味唐辛子の材料一つです。

 

 

【種類】

 

みかんは収穫時期によって、極早生温州、早生温州、中生温州、普通温州の4タイプに分かれます。

【極早生温州】9月~10月頃に掛けて栽培されるもの。

早生温州】10月~12月頃に掛けて栽培されるもの。

中生温州】11月~12月頃に掛けて栽培されるもの。

【普通温州】1月以降に収穫されるもの

 

 

 

コメントを残す