レモンの特徴・保存方法等
【特徴】
英語名:lemon ミカン科ミカン属レモン種 常緑低木
現在はほとんどがアメリカから輸入していますが、国内(瀬戸内地方、和歌山県など)でも生産していて、そのレモンはポストハーベスト(収穫後農薬)の心配がなく、安心して食せます。
【時期】
国内産の黄色く色付いたレモンが出回るのは12月下旬から3月ごろまでです。
【歴史】
レモンはインドのヒマラヤ地方で誕生し、中国からアラビア半島に伝わり、12世紀ころにはスペインに伝えられ十字軍の移動によりヨーロッパ各地へ、さらに大航海時代にはアメリカやブラジルなどへ伝わりました。
日本へは明治始めに渡来し、広島、愛媛、熊本で栽培しています。
【選び方】
形が整い、色が鮮やかで、持った時に皮に張りと弾力があり、水分が詰まっていて重みを感じるものを選びましょう。果皮に色むらやシワがあるもの、軽くて水分が少なそうなものは避けましょう!
【保存方法】
乾燥を防ぐためビニール袋へ入れて冷蔵庫なら1ヶ月位は保存できます。切ったレモンは切り口にラップをして早めに使い切りましょう。スライスして1枚ずつラップにはさめば、冷凍保存もできます。凍ったままレモンティーやカクテルに使用できます。
【栄養素】
【ビタミンC】レモン100gにはビタミンCが10mg含まれています。このビタミンCはクエンさんという有機酸で疲労回復やストレス解消、免疫向上、成人病予防などの効果があります。レモン1個のビタミンCは20mgと農林水産省のガイドラインに定められています。
【薬効】
レモンのクエン酸は殺菌効果があるので、食物に添えてその殺菌をしたり、風邪の予防に使われたりします。レモンの皮は、芳香性の健胃剤や肺に溜まった痰を排出する漢方として使われています。
【種類】
一般的な黄色いレモンとまだ熟いてない時に収穫されたグリーンレモンがあります。レモンの種類としてはカリフォルニア産のリスボンやユーレカ、チリ産のジェノバ、国内産のメイヤー、菊池レモンなどが知られています。
【リスボン】カリフォルニアの内地で主に生産されているレモンで、サンキストレモンが多く生産されている品種です。
【ユーレカ】カリフォルニアの太平洋岸や南アメリカで栽培されている品種です。ジューシーで酸味がしっかりしています。
【メイヤー】オレンジとの自然交雑による品種で、果皮がオレンジ色に近い品種です。ニュージーランドや国内で栽培され、防カビ剤が使用されていないレモンです。
【国内産の品種】八丈島や小笠原で栽培されているレモンです。大きめで酸味が穏やかな特徴があります。