キウイの特徴・保存方法等
【特徴】
英語名:kiwi マタタビ科マタタビ属 雌雄異株 落葉蔓性植物
原産地は中国で、日本で流通している輸入キウイフルーツのほとんどがニュージーランドで作られたものです。
【時期】
国内では、4月~12月頃
外国産は12月~4月頃
年間を通してキウイフルーツは食せます。
【歴史】
キウイフルーツの原産は中国の揚子江沿岸地帯といわれています。日本の東北以北で見かける同じマタタビ科でベビーキウイの様な実をつけるサルナシも中国から伝わったといわれています。20世紀になって中国からニュージーランドの学者が持ち帰りチャイニーズグーズベリーの名で栽培が始まりましたが、ニュージーランドの気候風土に適していて栽培が盛んになったため、ニュージーランドの国鳥キウイに似ていることからキウイフルーツと名付け世界中に知られるようになりました。
【選び方】
形がきれいな楕円の卵型をしているものを選びましょう。表面に産毛があるものはきれいに生えそろっている方がよく、傷や黒ずみがあるものは避けます。持った時に多少やわらかくなれば熟しています。
【保存方法】
持って硬いキウイは常温で保存して追熟させ、食べごろになるまで保存します。長く保存する場合は乾燥を防ぐためビニール袋へ入れて冷蔵庫で保存しましょう。実が硬い場合は1か月くらい保存できます。早く熟させるためにはリンゴやバナナと一緒に袋に入れて常温で保存するとエチレンガスの影響で早く追熟できます。
【栄養素】
イチゴやレモンと同じくらいビタミンCを含有し、ビタミンEも豊富なので活性酸素の抑制効果のある果物といえます。ペクチンも豊富なので、整腸作用があり、アクチニジンというタンパク質分解酵素も含んでいるため消化促進作用があります。
【ビタミンC】美肌効果、ストレス緩和に効果があります。
【ビタミンE】抗酸化作用があり、高血圧、動脈硬化に効果があります。
【アクチニジン】タンパク質分解酵素の一つで、肉や魚料理に添えると消化を促進します。製菓に使うゼリーにキウイを入れると固まらないのはこの酸素があるためです。
【薬効】
キウイフルーツは身体の熱を冷ます作用や急なのぼせを治す作用があり、口の渇きや食欲不振、消化不良に効果があるといわれています。
【種類】
果実が緑色の品種と黄色いゴールドと呼ばれる品種、そして小さなベビーキウイがありますが、緑色のものでよく見かける品種はほとんどがヘイワードという品種です。
【グリーンキウイ】大きさは100g前後で果皮が薄く茶色で産毛があります。果肉は熟すと緑色になり甘みと酸味がバランスよく、小さな種がプチプチとした食感を残します。
【ゴールドキウイ】産毛が短く果肉が黄色く形はやや長めの卵型です。
【ベビーキウイ】長さが2cm~3cm前後の小さなキウイです。おもに輸入ものが出回りますが、日本に自生しているサルナシも同じ種類です。果皮には産毛がなく緑色で薄く、そのまま食べられますがブドウと同じように皮には酸味があります。