グアバの特徴・保存方法等

 

【特徴】

英語名:guava フトモモ科バンジロウ属 常緑低木 熱帯果樹

 

 

 

原産地は熱帯アメリカで日本でも沖縄や小笠原諸島に自生しています。香りがよく酸味と甘みがあり生でそのまま食べられますが、小さい種が多いので、裏ごししてジュースやシャーベット製菓などに利用します。種類が多く丸形や洋ナシ型など様々で、大きさも3cm~10cm、果肉の色もピンク色が一般的ですが白、黄色、赤などあり、味も甘いものも酸味の強いものも苦みのあるものなどがあります。

 

【時期】

 

多く出回る時期は8月~10月頃です。

 

 

【歴史】

 

グアバは原産地の熱帯アメリカの先住民族に紀元前から食されています。16~17世紀に東南アジアに伝わり、その後ハワイや地中海地方に伝わりました。日本では大正初期から栽培していますが生産量があまり多くなく、現在では沖縄などで栽培しています。


 

【選び方】

 

形に丸みがあり、果皮に弾力と香りがあって、黄緑色のものを選びましょう。緑色が濃いものは未熟で、触ったときに柔らかいものが熟しています。果皮に傷があるものやもって軽いものは避けましょう。

 

 

【保存方法】

 

果皮が青く緑色が濃いものは常温で追熟させます。香りがつよくなり、触って柔らかくなれば食べごろです。熟したら紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存しますが、2~3日で食べきりましょう。

 

 

【栄養素】

 

グアバはアセロラに次いでビタミンCの含有量が660㎎でとても多い果実です。レモンの2.2倍で一日に必要なビタミンCをグアバ0.2個で補えます。ビタミンCの他にもビタミンE、ミネラル、カリウムを含んでいます。また、食物繊維も豊富です。

 【ビタミンC】免疫力を高め、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用、抗ストレス作用の効果があります。

 【ビタミンE活性酸素から体を守り、老化や生活習慣病を予防します。

 【カリウム体内のナトリウムを排出し、水分バランスを保ち、高血圧を予防します。

 【食物繊維整腸作用があります。

 

【薬効】

 

グアバはビタミンCがとても豊富なので、疲労回復に効果があります。また、グアバの葉はお茶として利用されますが、グアバの葉に多く含まれているポリフェノールはダイエットや糖尿病の予防に効果的です。グアバは食べ過ぎるとお腹をくだすことがあるので注意が必要です。

 

 

【種類】

 

バンジロウ、テリハバンジロウ、キミノバンジロウなどの品種があります。

【バンジロウ】ほとんどがこの品種です。果皮が緑色から黄色で、果肉は赤肉と白肉があります。香りがよくサクサクとした食感で甘味と酸味があります。

テリハバンジロウ】ブラジル原産でストロベリーグアバとも呼ばれ、果皮、果肉とも赤く熟すといちごのような甘い香りがします。

 

 

 

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