キンカン・スダチ・ライム・ユズ・シークワーサーの特徴・保存方法等

 

【特徴】

英語名:ミカン科キンカン属      常緑小高木
   
          キンカン…kumquat               
    

    ミカン科ミカン属     常緑小高木

   スダチ…sudachi                 
        ライム…lime                                    
        ユズ…yuzu                                   
       シークワーサー…seekwasa          

 

 

 

原産地は中国です。キンカン以外の香味柑橘は酸味が強く、生食には向きません。香りが良いので、果汁を搾って調味料やジュースにしたり、果皮を利用したりします。

 

【時期】

 

多く出回るのは品種にもよりますが、秋~冬です。
キンカンはミカンや香味柑橘とは違い皮ごと食べられ、味も酸味が少なく甘く食べやすい品種もあります。ハウスや温室、路地で栽培され、温室は11月頃から出回り、一番多く出回るのは1月~3月頃です。

 

 

【歴史】

 

ユズは中国が原産で飛鳥、奈良時代には日本に伝来しています。スダチやカボスも江戸時代には日本で栽培が始まっています。
シークワーサーはインド北東部の原産で南西諸島や台湾に自生していて日本では沖縄の特産物として知られています。
キンカンは中国が原産で江戸時代に中国から伝来したといわれています。現在は宮崎県が全国の約7割を生産しています。
ライムの原産地は、インド北東部から南アジアの熱帯地域とされ、13世紀頃にヨーロッパに持ち込まれた16世紀頃にアメリカ大陸へ伝わったといわれています。日本で栽培されるようになったのは1970年代以降で愛媛県や香川県などで栽培が行われていますが、生産量が少なく出回っているほとんどはメキシコなどの海外からの輸入品です。


 

【選び方】

 

果皮に張りとツヤがあり、持って重みを感じるものを選びましょう。
黄ユズとキンカンは果皮全体が黄色やオレンジ色に色付いているもので果皮に傷や黒ずみがないものを選びます。
ダイダイは熟すと果皮が黄色くなります。
スダチとカボスとシークワーサーも熟せば果皮が黄色くなりますが、果皮が緑色の時に風味がよいので緑色のものを選びましょう。
ライムは皮が濃い緑色よりも薄い緑色のものを選びましょう。

 

 

【保存方法】

 

涼しい冷暗所などで保存します。冷蔵庫の野菜室では乾燥をしないようにビニール袋などにいれて保存します。

 

 

【栄養素】

 

皮ごと食べるキンカンにはビタミンB1や食物繊維が含まれますが、他はクエン酸とビタミンC、カリウムが主な栄養素です。

 【クエン酸】有機酸の一つで、疲労物質の分解を早め、身体が酸性体質になるのを防ぎます。また、抗酸化物質を活性化して、老化防止などに効果があります。毛細血管を強化するので冷え性の改善にも役立ちます。

 【ビタミンC酸化物質を無毒化して、免疫力を向上させ、細菌感染を予防します。また、老化防止や鉄の吸収を助け赤血球の産生を促します。

  【カリウムナトリウムの排出を促して、体内の水分バランスを調整します。

 

 

【薬効】

 

ダイダイの皮は、ドイツでは薬用植物として食欲不振と消化不良へ有効性が認められています。ですが、過剰摂取による副作用も報告されているようですので注意が必要です。キンカンはのど飴などでも知られ、漢方では生薬・金橘として用いられ、鎮咳、健胃、疲労回復などの効果があります。日本では昔から咳止めの民間薬として重宝にされてきた果物です。

 

 

【種類】

 

キンカン、スダチ、ライム、シークワーサーなど風味、大きさ、産地などの違う品種があります。

【キンカン】大きさは10g位で、果実は酸味が強いですが、果皮ごと食べられて甘みが強く、江戸時代から風邪予防などの薬用として重宝されています。のどあめなどで有名ですが、ビタミンなどの栄養は生のまま食したほうが多く摂取出来ます。

スダチ】大きさは30g~40gと小さめで、徳島県の特産として有名です。酸味と香りがあり、果汁は焼き魚やマツタケ料理などに利用されます。香りがよく出るのは8月~10月です。

【ライム】大きさは30g~100gで、レモンのような酸味と独特の香りがあり、ジュースやカクテルに加工されます。品種は「タヒチライム」と「メキシカンライム」があります。メキシコやエジプト、インドで栽培されています。国内の出荷量は少なくほとんど輸入物です。

【ユズ】100g~120gくらいの大きさで、芳香と適度な酸味を持っている香酸柑橘です。果汁を調味料に加えるほかに果皮を細かく切って七味唐辛子に入れるなど、食味のアクセントとしてよく利用されます。また国内では冬至の日に「ゆず湯」に入るという風習もあります。なお、一般的な「黄柚子」は秋から出回りますが、初夏には「青柚子」も流通します。基本的に通年で回っていますが12月が最盛期です。

【シークワーサー】沖縄県の特産として知られている香酸柑橘で、酸味と甘味のさわやかな香りで、種が多いですが、料理のアクセントやジュースとして用いられます。7月~1月頃に収穫され、飲料用には甘味が出てくる10月過ぎのものを利用します。また12月頃の完熟果は果皮がオレンジ色にもなり生食もできます。

 

 

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