ドライフルーツの健康効果
【アンチエイジングに効果的なベリー類のドライフルーツ】
ドライフルーツは、抗酸化物質が体内の酸化を防ぐことで、健康を増進することができます。
では、具体的にどのようなドライフルーツがアンチエイジングに効果的なのでしょうか。
栄養学とそれに伴う健康法の第一人者といわれているジョエル・ファーマン博士という人は、効果的なドライフルーツを推奨しています。
もっとも推奨されているのは、ベリー類です。
特にブルーベリーやラズベリーといったドライフルーツは、1gあたりの栄養価が高く、凝縮されているフィトケミカルも非常に多い為です。
ベリー類のフィトケミカルは、抗酸化作用をもつフラボノイドが大量に含まれており、単純生成され、ドライフルーツの状態では、すぐ壊れてしまうビタミンの代わりとして、非常に有用であると考えられています。
【具体的にどのような効果があるのか】
では、ドライフルーツによるフィトケミカルを積極的に摂取することで、どのような体の症状を防ぐことが出来るのかを学びます。
抗酸化作用がもっとも効果を発揮する疾患として、がんや腫瘍と呼ばれる悪性新生物に対する効果が有名です。
フィトケミカルの抗酸化作用は、体内のフリーラジカル発生を抑えることにあります。このフリーラジカルですが、体内の細胞を酸化・老化させることで有名です。
しかし、この「酸化・老化」という部分は、実はフリーラジカルが細胞や組織全体にダメージを与えていることに他なりません。
組織がダメージを受けると人間本来の持つ修復機能が働きますが、この際にウィークポイントと呼ばれる部位にダメージが加わってしまうと、その損傷を受けた部位ががん化してしまいます。
ドライフルーツは酸化を防止しますから、ひいてはこうしたがんの発生を抑える効果が高いとも言われています。
【生活習慣病への効果も期待できる】
また、ドライフルーツは生活習慣病などにも効果がみられます。
生活習慣病というと、心筋梗塞などの心臓病や糖尿病、脂質異常症とよばれる症状など、さまざまなものが含まれます。
これらは、代謝関係の病気であるとともに、体内の血管にプラークと呼ばれるごみを蓄積させ、血管自体を硬く伸縮性のないものにしてしまう、動脈硬化を引き起こすことでも有名です。
フィトケミカルは抗酸化作用を持っており、これにより体内の免疫反応や消化・代謝反応が活性化します。
これらの物質が糖や脂質を効率よく分解し、動脈硬化を防ぐことでこのような生活習慣病を広く予防することが可能です。
実際に、フィトケミカルを摂取すると、心疾患が大きく予防できることが知られています。
ドライフルーツは健康になれる食品としても有名です。
しかし、その数は非常に多く、どの果物がいいのか選択する上で迷ってしまうという場合もあります。
ドライフルーツは、美味しいだけの食品だけでなく、アンチエイジング効果やその他の健康にも非常に効果があります。
健康と密着に関連しており、具体的に生活習慣病やがんなどにも効果が期待できることが分かります。
栄養素も多く、かさも少なく、効率的に摂取出来ます。