きんかんのドライフルーツ

 🔳きんかんの効果や効能
日本では、きんかんと言えば、免疫機能の維持に役立つ成分を含んでいることから、昔からのど飴や薬にも利用されてきました。ビタミンAやCが豊富で抗酸化作用がも強く、生活習慣病の予防や美肌効果もあると言われている果物です。
ビタミン類は熱や水に弱い特徴があり、できるだけ天日干して作られたきんかんのドライフルーツを選ぶようにすれば、しっかりその力を体に取り入れることができるのです。
お店で売っているものが天日干しか分からない問う場合は、手作りするのもいい方法です。
また、きんかんの栄養素にはカリウムが含まれており、体内に溜まった余分な塩分を排出し浮腫み予防にも役立ちますので、疲れを取る効果も期待できます。
身だけでなくその皮に多くの栄養素が含まれているので、丸ごと食べられるドライフルーツはきんかんの良さを手軽に摂取できる便利な食べ物です。

🔳美味しい食べ方
きんかん類の皮はとてもいい香りがしますが、そのまま食べると苦味が強くてとてもおいしいとは言えないです。
そしてドライフルーツとして乾燥させると水分が飛ぶので、より苦味が感じやすくなってしまいます。
だからこそオレンジの皮はジャムとして甘く煮込んで食べたりするわけです。
きんかんをドライフルーツとして食べる時にも、お砂糖で煮てあるものやお砂糖をまぶして作られたものを選ぶようにすると、さらに加工しなくてもそのまま美味しい食べられます。
またお砂糖だけではなく、ハチミツやブランデーなどのお酒に付けておけば、お菓子やパンを作る時に使うことができて便利です。
逆に紅茶や水の香りを出すために使う時には、甘味を足していないものを使うと飲み物の味を大きく変えずに風味を味わうことができます。

 🔳きんかんを使ったレシピ
きんかんのドライフルーツは、オレンジピールのような使い方をすることができます。
例えばスイーツとして楽しむなら、チョコレートと組み合わせることができます。
ビターチョコレートを溶かして、砂糖をまぶしたきんかんと一緒に冷やし固めます。
チョコレートをスイートに変え、砂糖を使わずに甘さを調整してもいいですし、ビターのまま大人向けにブランデーに漬けたきんかんを使うなどアレンジはいろいろです。
他にも細かく刻んでコーンフレークやヨーグルトに混ぜれば朝食やおやつに、パンやクッキーに混ぜて焼くと、ほろ苦いきんかんがとてもいいアクセントになります。
さっぱりとした酸味を活かして、サラダに加えて彩を出すなども可能です。



いろいろな種類の果物がドライフルーツとして楽しまれています。
フレッシュな状態とはまた違った美味しさで人気ですが、きんかんも乾燥させて美味しく食べられる果物の1つです。
ドライフルーツの中でも、なかなか挑戦しにくいイメージがあるきんかんですが、こんなにも様々なレシピに活用できる万能な果物です。
きんかんは、体の調子を整えてくれる効果もありますので、その絶妙な甘味、酸味、苦味をドライフルーツにして美味しさを引き出します。