無添加のドライフルーツを作る
無添加のドライフルーツを自分で作ることについて、製造方法をまとめます。
【天日干しで作る場合】
ドライフルーツは、その名の通り果物の水分を飛ばした食材です。
日本には昔から梅干しがあるように、保存食として食べ物を天日干しするという文化がありました。
ドライフルーツもまた、梅干しと同じように天日干しによって作ることが可能です。
実はその方法というのはとても簡単で、スライスした果物を、ザルに満遍なく広げるか、干し網ネットに入れて干すだけです。
干し網ネットはホームセンターなどで購入することができますので、これを使用すれば、虫がついたり鳥に食べられてしまう心配はありません。
果物の切り方や季節などによって変わりますが、約1週間ほどで完成します。
お好みによりますが、しっかり乾燥させたい場合には、二週間程度そのまま様子を見ます。
【レンジやオーブンで作る場合】
天日干しは昔ながらの方法ですが、今では家庭に一台はレンジやオーブンがあります。
これを使用してドライフルーツを作ることも可能です。
天候に左右されず1日で作ることができるため、さらにお手軽な方法です。
どちらの場合にも、メーカーなどによって差がありますから、お手持ちの機械の性質をよく見ておきます。
レンジの場合、水分の多いくだものであればあらかじめクッキングペーパーなどで水分を摂っておきます。
そして、30~60秒くらいの間隔で様子を見ながらかけるだけです。
オーブンの場合には、100℃くらいの低温で片面1時間、もう片面を30分の目安でじっくりと焼きます。
果物が重ならないように注意する必要があります。
【専門の機械で作る】
家庭用ベーカリーなど、家庭で作ることができるものは専用の機械が登場したことによって、圧倒的に種類が多くなりました。
実はドライフルーツにも専用の機械があります。
ドライフルーツメーカーといって、カットした果物を並べてタイマーをセットするだけで簡単に作ることができます。
タイマーによって、カリカリに仕上げることもでき、好みのドライフルーツを作ることができます。
ドライフルーツは手軽に入手することができて、とても美味しいですし、栄養価が高いという魅力的な果物です。
やはり生の果物は季節があるので、年中好きなものを購入するわけにはいきません。
その点、ドライフルーツは種類も豊富にあるので、好みのものをたいてい揃えることができます。
しかし、市販のドライフルーツは添加物が気になります。そこで実際に作ることで添加物の心配はなくなります。
ドライフルーツは果物自体に含まれる栄養素がギュッと詰まっている食べ物です。
どの食品もそうですが、特に体の弱い人やアレルギーのある人は、できるだけ添加物が含まないものを選びたい時などは、自分で作ることも一つの方法です。
また、自分で作ったドライフルーツは保存料を使用しませんので、保存するのであれば、乾燥材と共に密閉容器に入れておくようにします。保存期間はおおよそ、約一か月程度です。
保存期間も長くはないため、なるべく早めに使い切るようにし、ドライフルーツも新鮮なものをストックしておきましょう。