ドライフルーツは、生産されるお菓子の中でも、加工度が低いため自然食品、健康食品として重宝される傾向にあることから、小さなお子さんや若い女性、男性、お年寄り、どのような人にも愛用されています。
ドライフルーツの製法には、天日干しや、油で揚げる方法やフリーズドライなどといった様々な技術による製法があります。

【昔ながらの製法】

 

ドライフルーツの天日干しをして作る製法は、日本でも昔から知られている一般家庭でもお馴染みの製法です。
魚やイカなどを開いて干す方法もあります。昔の家では、渋い柿を干して冬の保存食として活用していた干し柿があります。
もしかしたら、軒先に吊るしてある光景を見たことがあるのではないでしょうか。干し柿も日本の知恵が詰まったドライフルーツです。
それでは、ドライフルーツを作るにあたって必要なものと、作り方に次いで学びます。

●用意するもの
・竹製などのザル
・天日干し用ネット(または洗濯ネット)
・キッチンペーパー
・好みのフルーツ

●作り方
・お好みのフルーツをよく洗ってください。農薬がついているのもがあるのでしっかり洗いましょう。そのあと5㎜程の厚みにスライスします。
このとき、種や芯のあるものは取り除いてからスライスします。
・リンゴや梨などの変色するフルーツは、1％の食塩水に15分程つけておくと変色を防ぐことができます。
・キッチンペーパーでしっかりと水気をとって、ザルの上に重ならないように1枚ずつ広げて並べていきます。
・直射日光が当たるところにザルを置きます。夕方から朝にかけては室内に取り込みます。
・時々、上下裏表を入れ替えましょう。約2週間これらの作業を繰り返します。
・お好みの固さになったら完成です。

このようにして作ることが可能です。時間が少しかかりますが、自宅でも簡単にドライフルーツを作ることができます。
時間がある時などにゆっくりと丁寧に作ってみると良いです。
また、初めて挑戦する場合は、慌てず正しく作っていくようにします。

 

 

【天日干しする時のコツと注意点】

 

 

・なるべく均等な厚さにスライスします。この時に乾き方にムラがでることを防ぎます。
・湿気には注意し、カビが生える危険がありますので、雨天時など、湿気が多い時は扇風機などで風を送るなどして風通しを良くすることをおすすめします。
・虫がつかないように注意します。
虫がついてしまうと、不衛生になる為、しっかりと管理してください。

これら3つの注意点に気を付けて、天日干しを行います。

太陽の力で乾燥させたドライフルーツは、甘みが出て、また太陽の光には殺菌作用もあります。
しっかりカラカラになるまで乾燥させると1年以上の保存も可能になります。
ドライフルーツは自宅で簡単に作ることができて、長期保存も可能です。